7日目 ローマ・バチカン市国
本日も朝が早く、8時に出発という事で6時のモーニングコール。 朝からバタバタと食事を済ませ、 ロビーに集合し、世界一小さい国バチカンに向けて出発です。 6日目にも書いたとおり、今日はサン・ピエトロ寺院でローマ法王の ミサがある為、サン・ピエトロ寺院内には入れないかもしれない。。。 という情報があり、朝の時点ではまだどうなるかわからない、、、。 運が悪いと入れないかもしれないてな感じでした。 TOMOMIはバチカン市国ってどんな国か全く知りませんでした。 ミニバスの中でガイドさんに色んな説明を聞きながら、ほぉ〜そんな国なのねと 納得しながらまずはバチカン博物館に向かいます。 違う国に入るのだから、パスポートは必要なのかと思いきやいらないようです。 博物館の周りには高い壁があり、サンピエトロ寺院の正面には、工事中とかで 使われるようなハードルの高さぐらいの柵がおいてあるだけ。 なんか、不思議でしたわ。 バチカン博物館に入るには長蛇の列が出来ます。 時には3時間近く並ぶ事もあるそうです。 今日は生憎の天気小雨がぱらついていて、傘が必要です。 |
バチカン博物館に入る為にバスから降りて、列に並びます。
小雨がぱらついているのとまだ時間が早いのか、ガイドさんがいうには今日は空いてるとのこと、、、。
これだけ並んでて空いているのか??って思えるくらいです。まるで、TDLのアトラクションに並ぶような感じかな。
博物館の高い壁沿いの歩道をぞろぞろと並んでいくのですが、
途中で、人が大きく何かを避けて歩道を歩いている光景が見えてきて、この雨の中邪魔だなぁ〜ってぶっちゃけ思っていたのですが、
なんと、その避けているのはジプシーだったのです。
この旅行にきて初めてジプシーに遭遇しました。ジプシーの身なりは言葉が悪いですが、浮浪者のような格好をしています。
一人は赤ちゃんを抱いて。2人のジプシーが物乞いをしていました。
そのジプシーは歩道の高い壁の方にいるので、そこを避けて通れない状況だし列は早く進まないので、ジプシーがよってきています。
ちょうどTOMOMIとけいけいは壁側を歩いていました。
そこでハプニングです!!!前の方で物乞いをしていたのですが、諦めたのか今度はTOMOMI達の方にジプシーが寄って来ました。
怖くなっちゃってTOMOMIは同じツアーのフルムーンのご夫婦にかくまっていただいたのですが、
なんと、けいけいがその2人のジプシーに囲まれてしまったのです。見てるだけでもすごい怖いですよ。
迫力っていうのか、表現の仕方が悪いですが、ゲームとかでゾンビに襲われるみたいな。。。
2人のジプシーが手を出して「何かをくれ」って感じでよってくるのですから、、、。
そのジプシーが諦めたのか、けいけいから去ろうとした時、何かが落ちたのです。
けいけいがそれを拾うと、な・なんと「パスポート」だったんです!!どう思います??かばんのチャックはちゃんと閉めてありましたよ。
「パスポート」を拾ってかばんを確認した時も、チャックはちゃんと閉めてあったのです!!マジビビリましたよ。
物乞いなんですが、「スリ!!!」を目的としているんですから!!
このときのTOMOMIは震えが止まりませんでした。チャックを開けてかばんの中を物色し、触ったものを取り出して、チャックを閉める。
この動作が短い時間の中で行われているんですもの。
添乗員さん曰く、あのジプシーたちは「パスポート」だから持っていかずその場に落とした、もし「財布」だったら持っていかれていただろうって。
ジプシーはお金が欲しいから、目的は財布なんだそうです。
かばんを確認したところ財布もちゃんと入っていたし、すられたものは他に何もありませんでした。
他にもスリの人はいるけど、もちろん「パスポート」は標的です。日本人の「パスポート」はその手のルートでさばくと、1冊40万くらいになるんだって。
そして、もう一つ衝撃てきな事実、、、赤ちゃんは人形だったんだったと言う事。
寒かった所為か赤ちゃんは服でしっかりくるんであって、TOMOMIには赤ちゃんの帽子しか目に入らなかったんだけど、
けいけいはしっかりと赤ちゃんを見たそうな、まさしくあれはダミーだって。
でもさ、もしジプシーに囲まれちゃった場合ってどうしたらいいんだろ、逃げるしかないんだけど、
人がいっぱいいて逃げるに逃げれない場合ってあると思うし、
日本語で叫んでも言葉が通じないし・・・もちろん暴力はいけないような気がするし、、、。
結局は誰も助けてあげることって出来ないんだよね。
だってマジで怖いんだもん。助けて下手に自分がすられたらって言うのもあると思うからさ、
ん〜難しい問題です。
そんなこんなで、すっごい長い前置きになってしまったが、今日も朝一からハプニングでした。
バチカン博物館です。 テロ対策のため、飛行機並の荷物&身体検査です。 かなりの厳重さにびっくりですよ。 ここはバチカン博物館のピーニャの中庭です。 ドデカイ松ぼっくりが飾ってあります。 この松ぼっくりは古代ローマ帝国時代の1-2世紀頃には 噴水だったそうです。 すっごい古いものだよね〜。 松ぼっくりの左右に階段があるんですが、その階段は ミケランジェロが作ったんだって。 |
松ぼっくりを背にして撮影したものです。 ちなみに中央はけいけいが松ぼっくりを撮ろうと 頑張ってます。 この茶色の建物の向こうにはサン・ピエトロ寺院が 見えてます。 この中にはで、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」の 説明を受けます。 何故ここで説明を受けるのかというと、 システィーナ礼拝堂は写真撮影だけでなく、 私語も禁止されていて、しゃべっていると警備員さんに 注意されるからです。 |
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さ、博物館の見学に行きますよ。 ギリシャ神話に出てくる人たちの古代彫刻が沢山飾ってあります。 すごい数です。 中にはこの像は美術の教科書で見たことある!!ていうも多いですな。 |
大燭台のギャラリーです、燭台とは(持ち運びの出来る) 装飾的なろうそく立てです。何がどうギャラリーなのか・・・ 調べてみたら、この大きなアーチの左右に大燭台が おいてあるのです。。。 写真に写ってない(/_;)<意味ないし、、、。 |
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天井の彫刻です。 これはちゃん彫ってあるのですが、 部屋によっては絵になってる所もあります。 |
ここはタペストリーのギャラリーです。 肝心のタペストリーは暗くて上手に撮影できませんでした。 タペストリーのテーマは「キリストの一生」なんだって。 織ってあるなんて考えられないほど、絵に描いたように キレイです。 |
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地図のギャラリーです。 イタリアの色んな地方の地図が載ってます。 下にブレた人が写ってますが、 その人を比べても大きな地図だってことは 分かりますよね。 この大きさの地図がずら〜っと並べられています。 |
ギャラリーとの境に左図のようなものが沢山あります。 これを一つ一つ写すのは大変だったので、 その中で、一番目についたものを撮影しました。 といっても、どこにあったものか、、、覚えてません(笑) |
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絵画がも多く飾られています。 ラファエロの間などなど、キリスト教関係の宗教画が多いのですが、 かなり圧倒されます。 さてここから先カメラ撮影禁止のシスティーナ礼拝堂へ この博物館の最大の見ものです。 私語は謹んで入っていきます。 興味のある方は→最後の審判 |
最後の審判は写真などで見るとそこまで大きくないのかな と思うのですが、壁一面に描かれているのです。 最後の晩餐でも度肝を抜かれましたが、 こちらはこちらでかなりの衝撃です。 息を呑むって言うのはこう言うことを言うんだろうな・・・ みたいな感じです。 この階段は以前入ったときに使われていたそうなんですが、 今は出口になっています。 これで、バチカン博物館は終わりです。 |
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本当はバスでここまでぐるっと回ってくる予定だったのですが バスが渋滞に巻き込まれ博物館前までこれないという事なので、雨の降る中、朝並んでいた列を横目にサン・ピエトロ寺院に行く事に、博物館に入る列はかなり長くなっていました。 さて、サン・ピエトロ寺院です。 ミサの為入れるかどうかというところだったのですが、なんと運良く入ることが出来たのです。 |
サンピエトロ寺院は軽装では入れません。 女性のキャミ一枚とかミニスカートはもちろんNG。 男性の半ズボンもNGです。 警備も博物館同様かなりの警戒態勢です。 無事に中に入ることが出来ました。 天気がいいと寺院の前の広場で行われる為、 寺院内は全く入れなくなります。 これも何かの運なのでしょうね☆ |
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な・なんと、この方はローマ法王様なのです。 ヨハネ・パウロ2世です。 ガイドさんが言うにはこうしたツアーで遭遇したのは、 初めてのことだそうです。 かなりの運のよさだといってました。 残念ながらTOMOMIはキリスト教なのではないのですが、 キリスト教の方が見えたらかなり興奮してたんだろうな。。 でも、こんな写真が撮れたのもすごい事だな。。。 |
法王様が通った道です。 ミサがないときは開放されています。 普段はもっと薄暗苦なっています。 天気の良い時だとクーポラ(円屋根)から光が差し込んで 違った感覚が味わえると思います。 ミサがあるため、これ以上前に進んで法王様のイスとかが 撮影できなかったのが残念です。 でも、ここはもう一度来たい場所の一つになりました。 |
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寺院の中には宗教画が沢山飾られています。 それもまた大きいものばかり。 「ほ〜」と見上げてしまいますよ。 |
ルネッサンス彫刻です。 このような彫刻も沢山あります。 で、一つ重要なものを見落としてしまったのです。 それはミケランジェロの「ピエタ」です。 あぁ〜なんてこった。。 |
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クーポラ(円屋根)です。 ここにも絵でかかれています。 絵を描くのって大変だったんだろう〜な〜。<おぃ |
気になったので写してみました。 マンホールの蓋??(笑) 蓋には違いないんですけどね。 |
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天使です。(みりゃ分かるって?) 入ってすぐに気になったもので、どうしてもこの前で写真が 撮りたかったのです。 集合時間ギリギリになってしまったが記念に一枚撮りました。 それにしても、天使にかかわるものがいっぱいです。 |
スイス衛兵です。 もちろんスイス人で、未婚者しかなれません。 何故スイス人でなければならないのか、、、 何かの戦争で、スイス人が法王(教皇)を守る為に 一番戦死したから、、、。 その栄誉を称えてスイス人だけがなれる 衛兵さんなのであります。 それにしてもこの制服って派手だよね(笑) ちなみにこの制服はミケランジェロがデザインしたんだって。 この制服はず〜っと変わらないんだって。 |
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雨の中のサン・ピエトロ広場でございます。 本来ならミサはこの広場にて行われ、ミサがあるとこれより先には入れないんだそうです。 このときばかりは雨よありがとうと思ってしまいました。 |
この写真じゃ全くこの広場の大きさは分からないと思うので 上の地図を参考にしてみてください。 TOMOMIが写真を写している位置は地図の広場の「ロ」の 辺りの屋根のあるところにいます。 分かるかな?? |
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このあと、バチカンを後にしてカメオの売っているショップへご案内。。。 カメオって高いんですよ!(爆) ローマ市街にもどるバスから撮影したサンタンジェロ城です。 ガスってて見難いですね。 |
午後からは自由行動です。 ジプシーの件もあったので、慎重に行動してます(笑) ローマはジプシー多いって聞きますからね。 要注意です。 あと、馴れ馴れしく日本人に握手を求めてくる人にも注意です。 ミサンガ?見たいのを無理矢理つけてきてお金を取られるそうです。 詐欺です!一緒に行動していた人がやられそうになりました。 |
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今日の夕食のトマトとモッツァレラのパニーノです。 これかなり美味いんです! ビックリしますよ。 そう、実はお昼に無性にお米が食べたくなって、 中華やさんに行きました。TOMOMIはチャーハン けいけいはラーメンです。 ラーメンって言ってもヌードルって感じでしたわ。 |
ローマのスペイン広場辺りを買物する為にブラブラしていたら、 なんと、「田原俊彦」に遭遇しちゃいました。 同じツアーの人が握手を求めたんだけど、あっさり拒否されちゃったよ。 まぁ、一人にしたらみんなにしなくちゃいけなくなっちゃうもんね。 それでなくてもまわりは日本人ばかりだったしさ。 としちゃんはプラダに入っていきました。 |
タクシーを拾ってホテルに向かう前に、スペイン坂広場で売っていた焼き栗をかってみんなで食べました。
これはこれで美味しかったなぁ〜。寒かったから温まったしね。
日本で買う天津甘栗とは違うあじだったなぁ〜。身もぷっくりしててさ。
ローマ最終日は色々あってすっごい疲れがでました。
あぁ、明日はもう帰るだけです。さみしぃ〜(>_<)
ちょっと微妙になってきた(笑) TOMOMIのイタリアOnepoint講座-その6- |
いやね、趣味の世界に走りつつあって。。。(笑) とりあえずバチカン市国についてです。 バチカン市国の面積は0.44平方キロメートルという世界一小さい国です。 分かりやすくその大きさがどの位かと言いますと、 東京ディズニーランドの大きさよりも少し小さめなんです。もちろん駐車場は込みません。 小さいですよね。 そんな小さな土地に世界で8億人以上と言われるキリスト教(カトリック)信者たちの信仰(しんこう)の中心地なんです。 この国は約2000年前の紀元1世紀にキリストの弟子の聖ペテロがペテロがここに寺院を建てるように命令されたんだけど、 ネロ皇帝の迫害されて殉教してしまいました。 313年にキリストの信仰が認められた時に聖ペテロのお墓があった場所にサンピエトロ寺院が建てられたというわけなのです。 その後、イタリアに侵入されたりしましたが、1929年イタリアとローマ法王庁との間でラテラノ条約が締結され、バチカンは独立した主権国家として承認されました。 だから、バチカンにはちゃんと切手とかもあるんですよ! 今の法王様は第264代のポーランド出身のヨハネ・パウロ2世です。 法王はイタリア人だけがなれるものではないんですね。 国民は法王と法王の下で働く聖職者、スイス衛兵からなっていて、バチカン生まれの国民はいないんです。 全て世界各国から集まり、役職を離れた時は元の国籍に戻るんだそうです。 奥の深い国ですな。。。 |